トイレ改造計画〜04壁&天井塗装編-セルフリノベーション開始!イマジンペイントで塗装。

塗装前→塗装後 DIY

塗装前→塗装後

さて、いよいよ作業開始です。最初の作業は壁&天井塗装。
一番簡単な作業ですが、ここをしくじると全てが台無し。気合を入れて作業します。
最大のポイントは、補修や養生といった下処理に手を抜かず丁寧にすること!!

  1. 準備
  2. 掃除(塗装の2日以上前)
  3. 補修(塗装の1日以上前)
  4. 養生(塗装の当日)
  5. 塗装
  6. 完成
  7. 後始末
  8. まとめ

1.準備

作業開始前に以下のものを用意します。
ペンキ塗りの途中で足りないものを探すのはあちこち汚しそうで危険。
最初に全部準備してから始めました。

掃除

  • メラミンスポンジ
  • 雑巾・ウエス(ボロ布・不要な布)

補修

  • ゴム手袋orポリ手袋
  • ジョイントコーク(コーキング剤)・パテ
  • ヘラ(パテ用)
  • ウエス

養生

  • [はじめてのペイントセット]
    • 養生材〜マスキングテープ・マスカーなど

塗装・後始末

  • ゴム手袋orポリ手袋
  • ペンキ(クロスの上から塗れる水性ペンキ)
  • [はじめてのペイントセット]
    • 刷毛
    • ローラー
    • ペンキを入れる容器
  • ペーパータオル
  • 布ガムテープ
  • ドライバー(+-)
  • 新聞紙
  • ラップorポリ袋
  • ウエス
  • ペーパータオルや剥がした養生を捨てるゴミ袋

2.掃除(塗装の2日以上前)

換気扇カバー、コンセントカバー、ペーパーホルダーや収納、タオルかけ、ソフト巾木(床と壁の境に貼られている塩化ビニール製のベルト)など、塗装する面につけていたもので外せるものは全て外します。
壁についている外せるものは全部外す

そして後の工程で予定しているドアとドア枠の塗装下処理として、ペンキが乗りやすいように粗目のサンドペーパーか、サビ落とし用のヤスリをかけておきます。

その後固く絞ったメラミンスポンジと雑巾で、隅々まで拭き掃除。
一晩おいてしっかりと乾燥させます。

3.補修(塗装の1日以上前)

壁クロスのめくれや隙間、ビスを抜いた穴を、コーキング剤やパテで補修します。
ビス穴の周囲が盛り上がったところをプラスドライバーでグリグリっと均し、穴の中に入れ込んでからコーキングを注入。

ビス穴の周囲が盛り上がったところをプラスドライバーでグリグリっと均し、穴の中に入れ込んでからコーキングを注入。

ヘラや水に濡らしてから固く絞ったウエスで奥に入れ込んだ後、さらにコーキング剤を乗せてウエスでポンポンと叩くようにして表面を均します。

ヘラや水に濡らしてから固く絞ったウエスで奥に入れ込んだ後、さらにコーキング剤を乗せてウエスでポンポンと叩くようにして表面を均します。

クロスの隙間もコーキング剤を流し込み、上から押さえて余分なコーキング剤をウエスで拭き取ってから1日以上待って完全に固化させます。

コーキング剤やパテはホームセンターや通販で取り扱っています。
腰壁やカウンターで隠れる予定のところは目立つところだけですが、隠れないところは画鋲の跡まで補修します。
今は模様のある壁クロスだからそんなに気にならないけど、ペンキで単色になったら小さな瑕疵もすごく目立つと思うので、補修で手を抜かないのが綺麗に仕上げる最大のポイントのハズ!と頑張りました。

ただしここで要注意‼︎
ホームセンターでよく見かけるコーキング剤に「シリコンシーラント」があります。
塗装する場合、「シリコンシーラント」は絶対に使ってはいけません!
シリコンシーラントは上からペンキを塗ってもすぐに剥がれてしまう上に、一度乾いてしまうと簡単にははがせません。
これは「埃や汚れを寄せ付けない」&「耐久性がある」という、コーキング剤として優れた長所でもあるのですが、上から塗装したいと考えている場合はこの製品を使ってしまうと大惨事です。
上から塗装する際のコーキングはポリウレタン系または変成シリコン系のシーラントがいいそうです。
私のようにホームセンターの店員さんに用途を説明して、塗装に向いたものを選んでもらいましょうW

4.養生(塗装の当日)

ペンキを着けたくない部分、今回の場合は便器、パイプ、ドア枠などをマスキングテープやマスカー(マスキングテープがついたビニールシート)、ゴミ袋などを使って養生(覆い隠すこと)します。
本来だと床もちゃんとしなくちゃですが、後でクッションフロアを上から貼るので省略(…しかしこの手抜きが後で思わぬことに!)。

マスキングテープやマスカーは、壁紙屋本舗さんで買った[はじめてのペイントセット]の中に入っているのでわざわざ別に買わなくても大丈夫。

この時、マスキングテープの境目部分にコーキング剤を薄く塗り伸ばしておくと、マスクした部分とペンキを塗布する部分の境目がにじまず、綺麗に仕上がるそうです。

▼この辺りは壁紙屋本舗さんのペンキの塗り方ページ&ムービーを参考にしています。とってもわかりやすいのでご参照ください。
基本的なペンキの塗り方「マスキングを取るタイミングは?」「どんな道具を用意すれば良い?」

5.塗装

いよいよ塗装作業に入ります。
塗りにくいところから先に塗った方が楽そうだったので、天井→奥の壁→ドアのある壁→ドア右手の壁→ドア正面の広い壁の順で塗っていきます。
奥の壁はアクセント壁&カウンター、他の壁の下80cmも腰壁で隠れる予定なので塗らなくても良かったのですが、ペンキが余っても処理に困るし、一応塗っておくことにしました。

まず缶のフタを開ける前にはよく振ってペンキをむらなく混ぜておきます。
その後、マイナスドライバーなどで缶のフタをぐるりと1周持ち上げるとフタが開く…ハズなのですが、じつはペンキ塗装の過程でこれが一番大変でした!
私が買ったペンキがたまたまハズレだったのだと思いますが、ものすごくフタが固くて30分以上格闘しました。
最終的にペンチで挟んでこじ開けたのですが、思ったより柔らかい金属でちぎれるようにめくり上がってしまい、そこで手を切って大流血しました。

フタが傷ついてめくれ上り、とても危険!

こんな風にフタが傷ついてしまったときは、危険ですから軍手をして慎重に作業してください。

刷毛を使い始めるときに

刷毛を最初に使い始めるときはいきなりペンキにつけたりせず、まずはよく毛先をしごいて浮いている毛やホコリを落としてから使いましょう。
使い始めはとっぷりとペンキにつけてからネットでしごいて中の空気を取り除きます。
こうすることで気泡やゴミが残らず、きれいに塗れました。

使い初めのハケはよくしごいて浮いている毛やホコリを落としてから使う。

刷毛塗装のコツ

まずは刷毛で四方の角、辺の部分、込み入った狭いところを塗ります。
この時、刷毛を往復させるのではなく、常に一方向(上から下、あるいは右(左)から左(右))に動かしたほうがムラなく塗れました。

ローラー塗装のコツ

広い部分をローラーで塗ります。刷毛と同様、ペンキをたっぷり着けてからネットでしごいて、空気とつけすぎたペンキをしごき出します。
つけすぎると垂れやすいし、少なすぎるとムラになりやすいので加減して丁寧にしっかり塗りましょう。
ローラーの先端にペンキが溜まりやすいので、この部分のペンキを円を描くようになすりつけ、それをwを書くように塗り伸ばすのがコツだそうです。

2度塗りのコツ

一度塗りでは写真のように、ピンクの塗料でステンシルしていた模様が隠れませんでした。

最初のペンキが乾くのを待って2度塗りをします。
水性ペンキは短時間で乾くので約1時間ほど(メーカーや季節によって違うので、製品の注意書きを参照のこと)待機。
それを待っている間に刷毛やローラーが固まってしまうのを防ぐため、予め用意しておいたラップかポリ袋に入れて空気を追い出し、口を絞っておきましょう。こうすると1日くらいは持つそうです。

二度目以降の塗りを待つ間の乾燥防止にラップかポリ袋で包む。

ご注意:濃い色のペンキの場合はムラなく塗るのが難しいので3度塗りが必要な場合もあるそうです。ペンキ量が足りなくならないように用意してください。
ちなみに、天井と4方の壁を2度塗りして必要だったペンキは2リットル缶の半分ほどでした。3度塗りでも1缶あれば十分ですね。

6.完成

ペンキが乾燥しきる前にマスクしたテープやシートを剥がします。
完全に乾燥した後だとペンキの塗膜ごと剥がれることがあるので半乾きの状態で慎重に剥がします。
十分に乾燥するのを待って、コンセントカバーや換気扇のカバーを付けて完成です。


7.後始末

塗装作業が終了したら、乾燥を待つ間にささっと後片付けしましょう。
今回は水性のペンキなので洗浄は水でできます。

刷毛の後始末

まずは新聞紙の上で刷毛に残ったペンキをしごき出します。
これをせずに水につけて洗っても、奥のペンキが落ちずに乾燥するとカチカチになってしまうそうです。
新聞にこすりつけても色が残らないくらいになってから、容器にたっぷり入れた水でよく濯ぎ、ある程度落ちたら食器用の中性洗剤で洗います。
洗剤をしっかりすすいでからウエスで水分を拭き取り、コップなどに立てて毛の部分を上に向けて乾燥させます。

ローラーの後始末

ローラーのスポンジ部は再利用できないくらいクタクタになったので処分し、柄の部分はウエスできれいに拭いてから洗っておきました。

ペンキと容器の後始末

残ったペンキは乾かないうちに缶に戻します。
この時、缶の縁を汚さないように注意しましょう。
缶のフタをしっかり占めて冷暗所に保存。

保存せずに処分する場合は液状のままではいけないので、新聞紙やダンボールに塗り広げて乾かしてから燃えるゴミ(自治体による)として処分します。
容器に入ったまま乾燥させようとしても表面だけが乾いて中は液体のままですので、ゴミの回収で持っていってもらえません。
大量にある場合は業者に処分を依頼するか、天ぷら油のように専用の固形にする薬剤で処理してから自治体の規定に従って処分します。

ペンキをあけた容器の方は新聞紙やペーパータオルでペンキを拭き取ってから水で濯ぎ、乾燥させます。

8.まとめ

てぼっこ反省点

  • あとでクッションフロアを上から貼るから汚れても構わない、と床の養生を省略しましたが、足元が汚れるとペンキを踏んで思わぬ場所まで被害が広がることがわかりました。養生はしっかりと!そんでその場を外すときは靴下も履き替えて!
  • 注意していたつもりだったのに、頭頂部にペンキが。。。天井を塗るときはバンダナorタオル必須!
  • ペンキ缶のフタの傷は刃物と一緒!軍手必須で慎重に作業を!

かかった時間

1日目

掃除
約1.0時間

2日目

補修
約1.0時間

3日目

養生
約0.5時間
塗装
約3.5時間
後始末
約0.5時間

合計

合計
約6.5時間

※コーキングの固化やペンキの乾燥待ち時間を除く。2度塗りの場合。

かかった費用

ペンキ+[はじめてのペイントセット]
6,000円(壁紙屋本舗)
コーキング材
約300円(ホームセンター)
サンドペーパー
100円(ダイソー)
合計
約6,400円

次回に続く…

コメント